見方を変えてごらんなさい。
前回の安養寺さんの記事でガチ泣きした青木遊ですどうもこんばんは。
私にとっての小説は、安養寺さんにとっては音楽だった、
一生懸命私の立場になって、私の思いを理解しようとしてくれたことに
シンプルに感激と感動で全私が泣いたって感じです。
今私はこの記事をカントリーロードを熱唱しながら書いています。
時々急にディズニーソングに変わることがあります。
最近1人で歌いながら何かをしていることが多いです。
ディズニーランドでは普通にディズニーソングを口ずさむんですが、
結構前に表参道で友達とカフェ並んでたときに無意識にホールニューワールド歌い出した時はさすがに止められましたし、自分でもヤベーなと思いました。
あれから勝手に口からディズニーソングが流れてくることはしばらくありませんでしたが、ここ最近の生活を見ていると、あの悪習が復活してしまいそうで怖いです。
最近得意になったのは、アナ雪の吹き替えの、神田沙也加と松たか子の違いを出せるようになったことです。
「生まれて初めて」という曲での違いなんですが、二人とも交互に入れ替わるテンポが速いし、てかなんなら途中から二人ともかぶせてくるので1人2役やるのが難しいです。
そういえば私はこの話から転じて、安養寺さんのモノマネが上手です。
スクールの同期のみんながあまりにも「上手」と褒めてくれるので、
課題発表の時に安養寺さんのモノマネから入ったら盛大に滑った記憶があります。
もう少し自分の声が低ければ、佐藤くんのモノマネも結構極めることができる自信があります。
キョンは、、、、、できなくはないって感じでしょうか。
ちょっと、どの部分を切り取るか難しいですね。
モノマネで思い出しました。
高校の頃ってか、あの、今日のブログ、鬼まじどうでもいい内容なんで(いつもか)超絶暇な人以外読まないでください。
はい、で、高校の頃なんですが、私が通っていた学校は中高一貫の女子校だったんですね。
なんなら大学まである学校ですし、うちの学校の生徒は基本的に大学までそのままエスカレーターで上がっていく子が9割な学校だったんです。
つまりこれが何を意味しているかというと、
生徒のほとんどが受験を経験しないんです。
そんな私たちの学校の最大の特徴は、
文化祭がガチ。
私の出身地である県の「楽しい文化祭ランキング」では基本的にトップに君臨し続けるほど、文化祭には全学年中が総勢で力を入れまくるんですね。受験しないから暇なんです要は。(今はどうか知りません)
で、中3、高3は毎年ミュージカルをやらないといけないんですね。
これがまあガチなんですわ。てか、大学受験なんてものが存在しない高3勢は、最後の青春として全てをここに懸けるんです。
そして、大体演目はどのクラスも、劇団四季が宝塚をやるんですね。
劇団四季をやるクラスとなれば、実際に自分たちのやる演目を四季劇場までクラス全員で観劇しに行って研究に研究を重ねたり、
宝塚をやるクラスは大体舞台のメイクで使用するのはファンデーションじゃなくてドーランを使います。
そして夏休みに入る直前は、クラス全員、夏休みの予定を1日たりとも空けずに提出します。夏休みも毎日学校で、秋の文化祭本番にむけて練習です。
「え? 1週間旅行?旅行先にも台本持ってけよ」
みたいなテンションです。
夏休みコミットできない勢はその時点で裏方決定です。
大道具か照明か音響なら夏休みコミットできなくても許してもらえます。
部活動をやっていたり、外部の大学受験で練習を途中で抜けなければいけない勢は、ものすごく申し訳なさそうに「本当にごめん。。。。抜けさせてもらいます。家で練習します」と一言置いて立ち去るのが礼儀です。
なんちゅー理不尽な文化や。
ぶっちゃけ今思えば何も申し訳なくない。
とりまこんな感じだったんですね。
で、私が高3の時は、宝塚の演目をやりました。
で、共学の高校はどんな感じか知りませんが、
女子校には必ず、女子力を極めに極めたマドンナが存在します。
誰もが可愛いと認める存在です。
そういうマドンナは学年に何人かいて、大体各クラスに分散されます。
そしてうちのクラスに配属されたマドンナは、学年中が認める美しさと、凄まじい演技力を持ち合わせた文化祭女王だったんですね。
例えるならば、見てない人にはこれ通じなくて申し訳ないんですけど、
まじで、まじで、まじで、
ハイスクールミュージカルのシャーペイみたいない奴。
強いていうなら、あそこまで性格は悪くないので、
シャーペイと『キューティーブロンド』のエルを足して2で割ったような
それはそれは頭ぶっ飛んでる美女だったんです。
仮にその子をシャーペイと呼びましょう。
で、その子の演技がなぜずば抜けているかというと、
彼女は、昔流行った、ある世代なら誰もが知っている夏休み限定のドラマに子役で出演していたくらい、演技に関してはもはやプロだったんですね。
なので、クラス替えが行われてシャーペイが教室に姿を表した瞬間、
「あ、今年の文化祭は演目なんであれ、ヒロインあの子だな」と、全員が暗黙の了解を得るくらいの子だったわけです。
さて、私はというと、そんなシャーペイと中学の頃から仲良しでしたので、
クラス替えでクラスが一緒になった矢先「ちゃんと男役主役とってよね!」と念を押されます。
私は万年クラス委員をやっていたこともあり、大勢の人の前で話すことに慣れていたため、中3の頃もキャストだったのと、まあ雰囲気から基本男役なんですね。
ただ、高3のあの頃に至っては、男役主役に立候補することに、はじめはチキったんですね。
だって相手シャーペイでしょ?
ヒロインの演技はバカうまいのに、
男役トップは演技が素人なんて、
え、ちょーーーーーーーやだ!!!!
ダサい!!!!恥ずかしい!!!!
なんでお前なんだよヒロイン!!!!!
比較対象が恐ろしすぎる!!!!!!
さて、
私以外にも男役トップを張りたがっていた子がいたのですが、
こういう場合はオーディションが開催されます。
セリフ読みと歌唱力をクラス全員に審査されます。
クラス会議で各々役柄立候補をしたのちは、
オーディションまで1週間の練習期間を設けられます。
準主役立候補も私と仲良しの友人だったんですが、
まあ、その子はオーディションする前からほぼ合格確定だったんですわ。
なんとなくクラスの空気的に。
その準主役の子からも念を押されるわけです。
「遊ちゃん!!!頑張ってよ!!!!一緒に2トップ張りたい!!」と。
えぇ〜。。。。。。
1週間かぁ〜。。。。
試しに台本を読んでみますが、
まあーー素人の読み方でシンプルに下手くそなんですね。
自分でわかるんです。
全然ナチュラルじゃないと。
読まされてる感じしかしないと。
おまえ国語の授業で教科書音読する時の方がまだ自然だわ、と。
これが相手役のヒロインも素人なら成り立ちますが、
何度も言うように、シャーーーペイでしょーーーーー???
シャーペイに練習に付き合ってもらいますが、
シャーペイも「うーん」って感じのリアクションかましてくるんですね。
やばい。大道具の枠はもう埋まってしまったから、
このオーディションに落ちたら「パリの街の人4」とかになる!!!!!
セリフ一言のために夏休み潰してたまるか!!!
もはやそれなら出たくない!!!
やばい!!!!!!!!!!
つまり私に課せられてるミッションは、
「演技におけるプロのヒロインと並ぶほどのプロに近い演技力」を1週間で身につけなければいけないというものだったのです。
いや普通に無理ゲーじゃん。
私は、文化委員から渡された、私たちの演目の実際の宝塚の人たちのDVDを、すがるように見てみました。
この演目で私が演じる役を担当されてたのは、
まあ、そらね、プロだからね、カッコええよ。瀬奈じゅん。
瀬奈さんの演技や、シャーペイの読み合わせを聞くたびに、
立候補したはいいものの「あぁああぁあああああ」と項垂れていた私でした。
が、
オーディションまで後4日となった、
ある時、
ふと、
思いついたのです。
待てよ。
演技力を上げようとしてるから、無理ゲーなんじゃん。
これ、
瀬奈じゅんを完コピすればよくね???
そう、つまり、瀬奈じゅんのモノマネを1週間で極めればよくね??
自分、モノマネ得意じゃん??????
え、待って、
これ勝った。
それに気付いてからは、あのDVDを擦り切れるほど毎日、一日中、気が狂ったように見まくりました。
何度も一時停止と巻き戻しを繰り返し、
瀬奈さんの言葉遣い、声の出し方、歩き方、表情の作り方、歌い方、座り方、足の組み方、スーツの着方、すべてに神経を張り巡らせて観察しまくりました。
瀬奈じゅんを完コピすれば、
私という存在は素人でも、演技にかけてはプロになる。
そう思ったのでした。
その類稀なる努力(なんの努力だ)の甲斐あって、
オーディションを迎える頃には私は瀬奈じゅんの生き写しと言われるほどにまでなっていました。(瀬奈さんのファンのみなさまごめんなさいごめんなさいおこがましくてごめんなさいご愛敬お願いします!!!!)
シャーペイも大変ご満悦でございました。
「これなら私の相手役としてふさわしい」と。
当然、オーディションは突破し、
見事、私とシャーペイと、仲良しの準主役の子で文化祭を引っ張ることができました。
めでたし、めでたし。
さて、ここまで鬼バカどうでもいい話を長文にて書いてしまいました。
だからさ、ここまで書いて思ったけどさ、
視点変えるの、大事だよね。