PAN 2 ○ みえ
以前、急にスクールに泊まることになって困ったことがありました。
パンツです。
時刻は深夜0時。
コンビニしか空いていません。
歯ブラシとか洗顔とかは買っても使うからいいんです。
パンツだけは問題があります。
コンビニのパンツを買うと、使い捨てるのは気が引ける。
かといって持ち帰って洗濯しても、箪笥の中の色鮮やかなパンツレパートリーの最後尾に陳列されるだけです。
数年間この問題に悩まされており、今回もまた・・・と頭痛を抱えながらコンビニに行くと、
あったんです。
(男性用)使い捨て紙パンツ 150円(税込)@ファミマ
はじめは半信半疑でした。
こんなものが役に立つのか、と。
凄かった
詳細な感想を述べるのは野暮なので、是非ご購入ください。
ただ履くだけでも価値があると思います。
なぜ急にパンツの話なんかしたのかというと、
最近はUX(ユーザー体験)について頭を悩ませているからです。
これまでにないサービス、これまでにないコンセプトならば尚更、
UXを体現するツール(ファミマならパンツ、我々ならwebサービス)の文脈と性質を捉えた上で、基本動作の心地よさにこだわり抜かなくちゃなりません。
「こうやって使ってもらいたい」は、その上に乗らないと破綻してしまう。
意図まみれのものは胃もたれします。
細かい基本動作を繰り返し改善していく作業は、すごく地味でダサい作業に見られるものです。
ファミマの商品開発部の方々はきっと、股がすり切れるほど紙パンツを履き試したことかと思います。
それは、最高にかっこいいじゃないですか!
「股がすり切れるまで」
僕の座右の銘に登録されました。
「紙は細部に宿る」
( ^ω^ )
さて、今日もゴリゴリ開ゴリ発ゴリゴリ。
そりゃあ初めてやることが計画通りには進むはずがなく、
なんとか着地点を見出して区切りを付けています。
恋愛と一緒です(?!)
区切りがないと時間の感覚がウネウネしてどこにも辿りつきません。
明日はオフなので、ひとまず今日中に(「今日」とはどこまでか)最低限の機能でバグがなく動くところまでやろうと思います。
気持ちも開発もしっかり区切りを設けて、
振り返りつつ先を考えつつやっていこうと思います。
どれだけ強烈に何かを作りたいと思っても、
相当な自制心がないと継続的に集中し続けることって難しいもんだなと思いました。
それを助けるのがチームだったり、休息だったり、嫉妬だったり、家族だったり、好きなアイドルだったり、コンビニのお菓子だったり、本田圭佑の名言だったり、お酒だったり、aikoだったり、ランニングだったり、人それぞれ。
お気づきの通り、僕の場合はバナナです。
佐藤