最初はグー
先日、姪っ子(3歳)と遊ぶ機会がありました。
現在、じいちゃんばあちゃん(僕の父母)の愛情が止めどなく溢れており、
兄夫婦が訪問する度におもちゃが増えています。
先の訪問で与えられたのは、輪投げ。
最初は普通に、輪っかを棒に投げ入れて遊んでいました。
僕は当然、全く面白くありません。
しかし、そこは姪の独裁国家。
度重なる圧政の末、思考停止に陥った僕はただただ棒に輪っかを投げ込んでいました。
精神を蝕まれ、食事が喉を通らなくなったころ、
僕は勇気を出して言いました。
違う遊びをしよう
とはいえ、手元にあるのは輪投げをするための棒5本と輪っか6本。
うーん、、、、
思いつかない、、、、、
焦った僕が「輪っかに棒を入れる」という死ぬほどつまらない遊びを考案するも、
「なんで?」とゲキ詰めされて敗北。
・・・
最終手段、エンジニアが大好きなハノイの塔!!!
姪、さすがに理解不能で僕の完全敗北。
小さい子供にも分かるような、シンプルかつある程度の動作を必要とする遊びを
考え出すのは、なかなか難しいものでした。
こういうのセンスある人、羨ましいです。
めんどくさく考えず、楽しいことバンバン考え出せる人はすごいです。
ゲームとは詰まるところ、勝敗が存在するルールのことですが(諸説あり)、
空間と時間と道具の限定性が、面白みを生みます。
そういえば、早稲田大学スポーツ科学部の2018年度の小論文は、こんな問題でした。
じゃんけんの選択肢「グー」「チョキ」「パー」に、「キュー」という選択肢も加えた新しいゲームを考案しなさい。解答は、新ゲームの目的およびルールを説明するとともに、その新ゲームの魅力あるいは難点も含めて、601字以上1000字以内で論じなさい。
僕ならこうです。
二人きりのデートで食事が済んだ時...
・もう1件行きたい場合は「キュー」
・片方が「キュー」の時、「キュー」を出した方がその場を奢ってもう1件
・両方が「キュー」の時、割り勘でもう1件
・どちらも「キュー」を出さなかった時は、通常のジャンケンで負けた方のおごりで帰宅。
(次はもう会わない方が良いでしょう)
やっぱりセンスないみたいです。
最初はグー!
佐藤