4人によって何かがつくられていく過程

なんだっていいじゃない

おとはなウソつきではないのです。ウソです。

 

好きになった人の作品は、発表順で楽しむ派の佐藤です。

 

 

 

今日は試しに、軽い書評でもしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

昨夜読み終わった、舞城王太郎さんの『暗闇の中で子供』です。

 

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中古本販売店から取り寄せた

 

 

 

文庫化されてないし、今ネットでも購入しにくい小説のため、

おそらく何を書いても叩かれない気がしたので!

 

 

 

僕の書評を読んで(万に一つでも)「面白そう」と思っても、

購入困難なのであしからず。

 

 

 

ただ、一生読まないであろう本の書評を読むというのも、

なかなか悪くないんじゃないかと思います。

 

 

 

あと、あらすじとオチは書きません。

 

 

 

 

 

『暗闇の中で子供』は、舞城王太郎さんのデビュー2作目です。

 

 

デビュー作『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞して大注目されたわけですが、

『暗闇の中で子供』は続編でもあるのに文庫化されていないという、

不思議な作品です。

 

 

ただ、文庫化されていない理由もなんとなく分かります。

 

 

 

 

 

主人公は「三文ミステリ作家」なんですが、

 

序盤で

 

 

 

 

さて物語とは一体いかなるものか?

 

 

 

 

と、急に物語論が展開されます。

 

 

 

そして、

 

 

 

 

設問は、結局のところ、それ(物語)がどうして存在するかということになるだろう

 

 

 

 

と、進んだところで、

 

 

 

 

 

 

俺は答えをちゃんと知っている。それはつまりこういうことなのだ。

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ある種の真実は、嘘でしか語れないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

バーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて良い文章だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言いたいわけではないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この言葉を体現するように、小説の内容が嘘ばっかなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミステリ要素の強い小説なのに

登場人物の死因がなんの説明も無しに変わっていたり、

池の名前が変わっていたり、

章ごとの整合性が無い。

 

 

 

 

 

読み始めた時は

 

 

編集者、仕事しろよ

 

 

と思ってましたが、

意図的でした。

 

 

 

 

 

 

考えてみれば、嘘をつくのって意外と頭使います。

 

 

 

 

出来事に物語性を持たせるように、事実をつくり替えます。

 

 

 

 

僕たちは、知らぬ間にいくつもの物語を構築していたのかもしれません。

 

 

 

 

そして、本当に伝えたいことは、嘘の中にあるのかもしれません。 

 

 

 

 

 

 

 

僕が最近ついた嘘は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや花粉症っていうか、鼻炎なのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、本日、さらにメンバーが1名加わりました。

 

 

 

4名での初顔合わせはもちろんzoomとなり、

PC越しのはじめましてこんにちはでした。

 

 

 

おそらく、アプリケーションの完成までに4人が直接集まることはないと思います。

 

 

 

 

zoomとかGitHubとかslackとか、

 

めっちゃありがとう。

 

 

 

 

 

 

佐藤